雲と宮島
今まで撮ってきた画像の中から、宮島の上空に雲がかかっている、(というより、広島市内から眺めると宮島の上空に雲がかかっているように見える)画像をいくつかチョイスしてみました。この中に、実際に宮島の地形効果で雲が出来ている画像があるのかどうかはさすがに分かりませんが、手元にあるものからいくつかあげてみたいと思います。
まず↓は日没時の宮島付近を太田川大橋の観音側のたもとから撮影したもの。ちぎれ雲が中国山地方面から流れてきています。宮島の上に孤立した雲が見えますが、これと宮島との相対的な位置関係はいまいちよく分かりません。2019年1月18日午後5時27分撮影。
↓は上と同じ日の30分後くらいに広島市西区の観音マリーナで撮影したもの。うっすらとしたもやの層が背景にかかっていて、気層が安定しているのが見て取れます。2019年1月18日午後5時57分撮影。
↓の画像は、↑の画像のさらに3分後に撮影したもの。雲が風で流されて形を変えていく様子が分かります。2019年1月18日午後6時撮影。
↓は太田川に架かる新己斐橋上から見た宮島の画像。上の画像と同様、宮島の上空に雲が見えます。厳島の弥山は標高500m台の低い山で、山頂以外にも小さな峰がいくつもあり、笠雲のような雲はあまり見かけません。(雲底高度が下がって山頂が隠れることはしょっちゅうありますが、笠雲は残念ながら見たことがありません。)そのかわり、この画像のように孤立したわた雲(積雲)が上空にぽっかりと浮かんでいるところはよく目にします。たださすがに広島市内からだと相対的な位置関係が把握しづらく、本当に宮島の地形効果によって出来ている雲なのかは正直分かりません。2017年9月29日午後5時9分撮影。
↓は冬の夕暮れ時の一枚。層状のもやがあることからも分かるとおり大気下層の状態は安定しており、逆転層の上部に顔を出した雲が風に流されているように見えます。この雲がどこの上空にかかっているのかはやっぱりよく分かりません。もしかしたら弥山山頂近くのお堂から立ち上っている煙の可能性もあるかも。2020年12月5日午後5時7分撮影。
↓は太田川の一番下流に架かっている太田川大橋の観音側のたもとから宮島方向を撮った画像。雲間から光が差し込んで海面の一部が明るくなっている様子と、海面からの反射で雲の底がかすかに照らされている様子が分かります。2017年11月19日午後3時1分撮影。
↓は江波山気象館の屋上で撮影された画像。太陽の周りに虹色に色付いた光環が出ています。肉眼ではもう少し鮮やかな色だったのですが、自分のカメラの腕ではどうしても白っぽくなってしまうので、色味を少し極端にして分かりやすくしてみました。なお、このさらに上には環天頂アークも出ていました。2018年11月23日午後3時36分撮影。
↓は↑と同じ日に撮影された画像。巻層雲や巻積雲を背景に、まばらな積雲が見えます。中国山地方面から続いている雲の帯が、宮島の左側でより明瞭になっていますが、上と同様宮島との位置関係は撮影地からでははっきりしません。太田川の新己斐橋上から2018年11月23日午後4時13分撮影。
↓は層積雲の下部が乱れて特徴的な面白い形が出来ていますが、撮影者の腕がアレなので画像全体が斜めってしまってます…2019年9月23日午後5時18分撮影。
↓は新己斐橋上で撮影した夕焼けの画像。結構お気に入りの一枚です。2019年12月24日午後5時4分撮影。
↓は積雲列が宮島の後方に見えています。2020年9月14日午後3時25分撮影。
以下の4枚は iPhone での撮影です。↓は広島市西区の観音マリーナから撮影された画像。巻積雲や層積雲などがいろいろな高度に出ているのが分かります。宮島のすぐ上方にも何か平らな雲が写ってるような気もしますが、宮島との位置関係はやっぱりよく分かりません。2021年7月10日午後5時42分撮影。
↓は太田川の新己斐橋上から撮影した夕暮れ時の画像。風に流されている小さなちぎれ雲が宮島の上に見えます。2022年1月7日午後4時59分撮影。
↓は↑と同じ時にもっと広域を撮影したもの。筋状の巻雲が遠くまで見渡せる、大気の透明度の高い日だったようです。2022年1月7日午後5時00分撮影。
↓は寒冷前線通過後、次第に冬型の気圧配置が強くなって中国山地から雪雲が流れ込んで来ている状況での一枚です。氷晶を多く含んで毛羽立った雪雲が海面上にかかりそうなところで途切れてしまっていまいちかかり切れていない、そのはざまの位置に宮島があります。2022年1月11日、午後5時28分撮影。
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