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2月, 2022の投稿を表示しています

月の出と月蝕

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日の出より月の出の方が好きです。 というわけでたまたま撮っておいた月の出の画像を数枚。ついでに去年の11月に撮影した部分月蝕の写真も数枚見繕ってみました。撮影地はどれも広島市西区の商工センターです。 まず↓は2020年の11月30日、たまたま仕事帰りの商工センターで月の出を見かけた時に撮っておいた画像です。既に暗い時間帯だったので、安物の全自動カメラではどうがんばっても焦点や明るさをその場でうまく調整することが出来ず、自動車のライトが尾を引きまくりのブレブレ画像しか撮れませんでした。なんとか見れる程度にブレを抑えられたのがこの一枚です。2020年11月30日、17時16分撮影。 以下は全部買ったばかりのスマホで最近撮った画像です。↑と同じ構図で撮れないかなと、 月の出・月の入り時刻方角マップ というサイトで事前に調べて、仕事終わりに商工センター端の海岸まで寄り道して撮りました。2021年10月20日、午後5時42分撮影。 ↓は月が山の端から離れた直後の画像。↑の画像もそうですが、残念ながら月の模様までは写せませんでした。(本当は色々調整すればできるのかもしれませんが…機械は苦手なので今でも使い方がよく分かっていません。)月のすぐ右下に見える、色の濃い台形の山が「黄金山(おうごんざん)」、それより右へ少し離れた海岸にあるピンク色の縦線は、多分観音マリーナの観覧車なのではないかと思います。海越しに見る黄金山というのもちょっと新鮮です。2021年10月20日、午後5時47分撮影。 以下は2021年11月19日に観測された部分月蝕の画像から。 ↓は山の端に今まさに月蝕の最中の月が姿を現した様子を捉えた画像です。ホームセンターの緑色の看板の左側に見える山の稜線の折れ曲がったところに、ツノのような欠けかけの月が顔を出しています。なお、月の真上に見える光の点は星ではなく、強い光源によるゴーストです。2021年11月19日、午後5時14分撮影。 ↓は↑のさらに5分くらい後、山の端から完全に離れた様子を撮りました。少し拡大して、色味も少し調整したので↑よりは分かりやすいかもです。2021年11月19日、午後5時20分撮影。

夕暮れ

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夕暮れが好きで、きれいな夕焼けが見られるとつい撮ってしまいます。日の出より好きかも。 というわけで、これまでに撮った中から多少見栄えがいいものをいくつか選んでみました。(なお、このブログ内の 雲と宮島 のページにも夕暮れの画像はいくつか上げてありますので、よろしければそちらもどうぞ。) ↓は広島市西区商工センターの西の端で新八幡川橋の方向を撮った画像です。遠方の巻積雲(もしくは高積雲?)や層積雲が赤く照らされています。2021年11月1日午後5時12分撮影。 ↓は上と同じ場所を10月に撮ったものですが、日没の位置が季節的に少しだけまだ西寄りです。上層には高積雲、下層には層積雲が出ています。時間的に夕焼けにはまだ早かったかも。2019年10月8日午後5時20分撮影。 ↓は太田川大橋の観音側のたもとから撮影した夕暮れの画像です。消えかけの層積雲の切れ端が夕日に照らされています。2020年2月5日午後5時32分撮影。 ↓は上と同じ位置から別の日の日没の様子を撮影した画像です。山に隠れた太陽が雲を照らしています。こういう雲間や山の端から放射状に伸びた光の帯を「薄明光線」、もしくは「光芒」と呼ぶのだそうです。2017年9月8日午後6時18分撮影。 ↓は自宅のすぐ近所で帰宅時に撮影した画像です。上と同じく薄明光線が上方に伸びています。2018年8月6日午後6時8分撮影。 ↓は広島市中区江波山に桜を撮りに行った折に夕暮れを撮影した画像です。層積雲の下から太陽が覗いた瞬間を撮りました。この時期は薄く霞がかかったような空模様になることが多いのですが、かすみ具合によってはこのように色鮮やかな夕焼けが見られます。2018年4月2日午後6時14分撮影。 ↓は呉港で撮影した夕暮れの画像です。実際はもうちょっとぼやけた灰色だったのですが、多少色味を調整したらちょっといい感じになったので、以前、年始の挨拶を辞退してこられた方への寒中見舞いはがきに流用したりもしました。2013年11月24日午後4時41分撮影。 ↓は、新己斐橋上から見て下流側の宮島方向を撮影したものです。本当は画面

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虹とよく似た大気光学現象(大気光象)の画像を数枚見繕ってみました。 といっても普通の虹では面白くないので、虹とよく似た、それでも原理的には少しだけ虹と異なる光学現象を中心にいくつか選んであります。 まず↓は広島市西区井口で撮影された花粉光環の画像です。花粉光環とは、大気中の花粉密度が高い日に、花粉粒子の周りで日光がわずかに回折することによって生じる現象なのだそうです。2019年3月4日午後5時35分撮影。 ↓は東広島市の鏡山付近(広島大学のすぐそば)で夕方に撮影された画像です。太陽の下に薄く虹色に染まった明るい領域があります。観察された季節や時間を考慮すると、太陽高度が足りないため環水平アークは考えられず、下部タンジェントアークの一部なのではないかと思われます。タンジェントアークというのは、太陽の周りにできる虹色の楕円形(外接ハロといいます)が、太陽高度が低くなるにつれて上下へと開いて、太陽を中心にして向き合うように孤を描くようになる光学現象の一種です。それらのうち下側にできる孤が下部タンジェントアークです。ただ両方見えることは滅多にありません。この画像の場合、背景の雲が巻層雲というにはやや厚く、筋状の雲の構造も見えていますので、本当に上向きのアーク構造になっているのか、いまいち判断しづらい部分もあります。2016年3月16日、午後3時30分撮影。 ↓は江波山で撮影した外接ハロと環天頂アークの画像です。太陽の周りを囲むハロも虹色に色付いていますが、その上部にも反対方向に弧を描く淡い虹色のアーチ構造が見えています。加えて画像では分かりづらいのですが、外接ハロの内側、環天頂アークの内側、その間の領域で全て色合いが微妙に異なっているのも見て取れます。撮影時、太陽の真下には宮島が見えていたのですが、残念ながらそこまで含めて広角で撮ることは出来ませんでした。2018年11月23日、午後3時38分撮影。 ↓も環天頂アークの画像です。環水平アークと違って環天頂アークは割とひんぱんに見られる現象だそうで、これ以外にも今まで何度か見たことがあります。(環水平アークには今まで一度もお目にかかったことがありません…)ただ、その名の通り天頂付近で生じる現象ですので、空を見上げ

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これまでに撮影してきた雲の画像から、形状が特徴的だったものをいくつか見繕ってみました。 まずは巻雲の画像から。形がクリオネっぽい。2021年8月26日午後5時27分撮影。 ↓は積乱雲の上部で巻雲が放射状に広がっている様子の画像です。ただ肝心の積乱雲本体は既に形を崩してしまっていて、上部だけが取り残されているようにも見えます。2018年8月28日午後5時26分撮影。 ↓はあまりに見慣れない形状で、思わず撮ってしまった一枚です。実際の見た目はもっとカオスな感じでした。高積雲から垂れ下がった尾流雲 (virga) が、上空の乱流によっていろいろな方向へと流されている様ではないかと思われます。2020年12月2日午前8時28分撮影。 ↓は夕暮れ時に、広島市西区井口から南西方向を撮影したもの。遠方の巻雲が、横から見ると文字通り螺旋状になっているように見えます。2022年1月22日午後5時18分撮影。 ↓はロール状積雲の画像。一本だけ、それも赤く色付いて長く伸びているのが印象的で思わず撮ってしまった一枚です。2021年12月28日午後5時13分撮影。 ↓は広島市西区井口の歩道橋の上から、南西(五日市方向)方向を撮影した画像。雨上がりの乱層雲が西から徐々に途切れて、青空が見え始めている時の様子です。日差しのある地域の地面からの反射で、雲底が斜め下から照らされています。2018年4月6日午後5時19分撮影。 ↓は広島市西区井口から西方向を撮影。日本海にある前線に向けて南から暖湿気が流入して、大気の状態が非常に不安定になっている時に撮った一枚です。発達中の擾乱の下部の状態が写っていますが、よく見るとマンションの上方と森の上方あたりにそれぞれ層状の構造が見えています。大気の下層に暖湿空気の強い水平移流があって、そこに何らかの原因で局地的な強制上昇の効果が加わって生じた構造なのではないかと考えてみたのですが、実際のところはどうだったのでしょうか。2020年8月7日午後5時45分撮影。 ↓は広島市西区商工センターで撮影した画像です。元々は一面の高積雲にぽっかりと空いた穴を写そうと

雲と宮島

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今まで撮ってきた画像の中から、宮島の上空に雲がかかっている、(というより、広島市内から眺めると宮島の上空に雲がかかっているように見える)画像をいくつかチョイスしてみました。この中に、実際に宮島の地形効果で雲が出来ている画像があるのかどうかはさすがに分かりませんが、手元にあるものからいくつかあげてみたいと思います。 まず↓は日没時の宮島付近を太田川大橋の観音側のたもとから撮影したもの。ちぎれ雲が中国山地方面から流れてきています。宮島の上に孤立した雲が見えますが、これと宮島との相対的な位置関係はいまいちよく分かりません。2019年1月18日午後5時27分撮影。 ↓は上と同じ日の30分後くらいに広島市西区の観音マリーナで撮影したもの。うっすらとしたもやの層が背景にかかっていて、気層が安定しているのが見て取れます。2019年1月18日午後5時57分撮影。 ↓の画像は、↑の画像のさらに3分後に撮影したもの。雲が風で流されて形を変えていく様子が分かります。2019年1月18日午後6時撮影。 ↓は太田川に架かる新己斐橋上から見た宮島の画像。上の画像と同様、宮島の上空に雲が見えます。厳島の弥山は標高500m台の低い山で、山頂以外にも小さな峰がいくつもあり、笠雲のような雲はあまり見かけません。(雲底高度が下がって山頂が隠れることはしょっちゅうありますが、笠雲は残念ながら見たことがありません。)そのかわり、この画像のように孤立したわた雲(積雲)が上空にぽっかりと浮かんでいるところはよく目にします。たださすがに広島市内からだと相対的な位置関係が把握しづらく、本当に宮島の地形効果によって出来ている雲なのかは正直分かりません。2017年9月29日午後5時9分撮影。 ↓は冬の夕暮れ時の一枚。層状のもやがあることからも分かるとおり大気下層の状態は安定しており、逆転層の上部に顔を出した雲が風に流されているように見えます。この雲がどこの上空にかかっているのかはやっぱりよく分かりません。もしかしたら弥山山頂近くのお堂から立ち上っている煙の可能性もあるかも。2020年12月5日午後5時7分撮影。 ↓は太田川の一番下流に架かっている太田川大橋の観音側のた